2015年の開催について

基本方針
~アートを活かしたまちづくり(文化創生都市の実現)~

神戸ビエンナーレ2015では、震災20年を乗り越えてきた神戸の文化の力を結集させ、このまちが育んできた進取の気風によって、アートの既成概念を打ち破ることを目指します。私たちは、新たなステップへとアートの世界を飛躍させることで、日本の文化の驚くべき包容力と海外に開かれた多様性を明らかにし、みなとまち神戸から広く国内外に未来に発信しようとしています。
また、このまちに誇りと愛着を有する市民ひとりひとりの意志と行動によってこそ「芸術文化の薫りあふれるまち」がつくりあげられることを、この祭典をとおして実証し、感動と喜びに満ちた文化創生都市を目指していきます。

テーマ:スキ。[su:ki]

神戸が、スキ。
新しいもの、優れたもの、愛らしいものに私たちは心惹かれます。好奇心は気持ちを弾ませ、さまざまな芸術文化を花咲かせます。好みは人それぞれの趣向(おもむき)ですが、この直感には素直なこころが現れています。そして、日本人は、この「好き」の語感も好み、日常に親しんできました。紙を漉(す)き、土地を鋤(す)き、髪を梳(す)き、隔てを透(す)く‥。櫛(くし)や鍬(すき)や柵(さく)などで、乱れたものを整えたり、余分なものを省いたり、空(す)かせて通りを良くするのです。
この生気を吹き込む軽(かろ)みと洒脱(しゃだつ)さは、多くの数寄者(すきしゃ)を生み、自身の感性を見極めるとともに、相手の好みを慮(おもんばか)り、時にはスキを与える美徳さえも"もてなし文化"として育んできたのです。
さまざまな価値や表現が「さく」今日、お洒落(しゃれ)な都・神戸で、心おきなく大切な「スキ。」と出合い遊びましょう。

開催概要

名称 ~港で出合う芸術祭~ 神戸ビエンナーレ2015
会期 2015年9月19日(土) ~ 11月23日(月・祝) (66日間)
※東遊園地会場 2015年9月19日(土) ~ 11月1日(日)
会場 メリケンパーク/ハーバーランド/元町高架下エリア
東遊園地※/フラワーロードエリア
ミュージアムロードエリア(兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、BBプラザ美術館)ほか
※夜間展示のみ
開場時間 メリケンパーク会場 11時~16時(土日祝 11時~17時)
ハーバーランド会場 設置場所の施設に準じる
元町高架下会場  12時~18時
東遊園地会場  日没(17時)~21時
兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、BBプラザ美術館 10時~18時(月曜休館)※横尾忠則現代美術館は金・土は20時まで
他 各会場 各イベント・会場に準じる
事業費 約3億円
主催 神戸ビエンナーレ組織委員会、神戸市
共催 兵庫県
公式サイト http://www.kobe-biennale.jp

主会場

みなとまち神戸を象徴するウォーターフロントを中心とする「メリケンパーク・ハーバーランド・元町高架下エリア」をはじめ、神戸の中心地"三宮"に位置する「東遊園地・フラワーロードエリア」や中央区・灘区を南北に結ぶ「ミュージアムロードエリア」を主会場とするほか、市内一円で展開を図ります。

神戸ビエンナーレ2015会場図

メリケンパーク/ハーバーランド/元町高架下エリア

みなとまち神戸を象徴するウォーターフロントを代表するロケーションや高架下のレトロな雰囲気を活かした展示のほか、多種多様な芸術文化を紹介する展示を行います。

東遊園地/フラワーロードエリア

神戸の中心地"三宮"に位置する都心のオアシス「東遊園地」で、既存の彫刻作品や「フラワーロード 光のミュージアム」などと連携し、夜間の作品展示を行います。

ミュージアムロードエリア

中央区・灘区を南北に結ぶ芸術文化施設が集積するエリアで、各施設の特性を活かした展示を行います。

~市民とともにつくりあげる~
交流・発信部門

神戸のまちに誇りと愛着を有する市民の力を結集し、市民自らの行動によりまちなかに広くビエンナーレを浸透させることで、市民参加型の新しいビエンナーレをつくりあげていくことをめざします。

神戸ビエンナーレCheersの活動 市民が主体となって、それぞれの知識・経験を活かして、ともに神戸ビエンナーレをつくりあげ、盛りあげていく組織「神戸ビエンナーレCheers」を創設し活動していきます。
神戸ビエンナーレ学校の開催 市民や神戸ビエンナーレCheersを対象に、神戸ビエンナーレに関わるアーティストをはじめ、多彩な講師による芸術文化や神戸に関する多様な講座を継続して開催します。
神戸ビエンナーレフレンズによる発信 メンバーによる口コミやSNS等での情報発信を通じて、主催者等が提供する神戸ビエンナーレに 関する情報が市民の間に広く共有され、浸透していくきっかけづくりとして、「神戸ビエンナーレフレンズ」を創設します。
交流の場の提供 ワークショップなど、アーティストと市民の皆さんの交流の場を積極的に設け、アートへの理解・関心を高めることや作品を制作することの楽しさを実感してもらう機会を創出します。

~新進のアーティストを発掘・育成する~
コンペティション部門

神戸ビエンナーレでは、誰もが応募できるコンペティション形式を活用し、現代アートに限らず、多彩なジャンルでの新進アーティストの発掘・育成に取り組みます。

アートインコンテナ
国際コンペティション
40ftの輸送用コンテナを展示空間とし、自由な発想で、空間内に凝縮したアートの力と可能性を表現した作品を募集します。
しつらいアート
国際コンペティション
ウォーターフロントのロケーションを活かし、自由な発想で「しつらい」という日本の伝統的な空間手法を活用した作品を募集します。
創作玩具
国際コンペティション
木・紙・布・アクリルなど素材を活かした芸術性のある斬新な玩具を自由な発想と技法で創作した作品を募集します。
コミックイラスト
国際コンペティション
CGなど表現のツールが普及し、コミックイラストの世界が拡がっています。新しい才能を発掘する作品を募集します。
ペインティングアート
コンペティション
「絵を描く」という行為を素朴に追求しながら、生命力にあふれ、大画面を活かした新しい絵画作品を募集します。
グリーンアート
コンペティション
人と自然の関わりを見直し、自然と共にある環境づくりが求められているなか、命ある植物をアートに取込んだ作品を募集します。
現代陶芸
コンペティション
日本工芸の永遠に変わらない本質を持ちながらも、伝統・前衛を問わない斬新な現代の陶芸作品を募集します。

~神戸の芸術文化の力を発信する~
神戸力発信部門

多様性と先取性で新しい表現や価値を誕生させてきた神戸の芸術文化の力を広く国内外に未来に発信します。

海外招待作家展 平成24年に神戸ビエンナーレと連携協定を締結したアジア最大級の韓国・光州ビエンナーレや、神戸市の友好都市である中国・天津市からアーティストを招聘し、作品を展示します。
国内招待作家展 神戸ビエンナーレ2007~2013の国際コンペティションで入賞した活躍中の注目作家を中心に、国内外で活躍するアーティストを招聘し、作品を展示します。
いけばな未来展・野外展 JR神戸駅から元町駅間の高架下空間などを舞台に、兵庫県を中心に全国から集まった華道家が、伝統を尊重しながらも最新の表現を追求したいけばなを披露します。
書道展 伝統的な作品から革新的な作品まで、自由な表現で現代に生きる書の世界を展開します。
工芸展 工芸美術の振興を通じて地域文化の発展に寄与し、あわせて工芸美術作家の育成と技術の向上、および交流促進を図ることを目的とし、工芸作品を展示します。
障がい者公募作品展(ハートでアートこうべ2015入選作品展) 障がいのある人たちのアートを通して、人と社会の新しいコミュニケーションの場を創出し、大きな交流の輪をつくりあげています。
大学作品展 神戸市内をはじめとする各大学の日頃のクリエイティブな活動機会、大学同士の新たな交流の場を目的に、絵画や平面インスタレーションの作品を展示します。
アートde元気ネットワーク作品展(仮称) 兵庫県内各地で開催されている特色ある芸術祭と連携し、各芸術祭の参加アーティストの作品を展示するなど情報発信を行います。
TodaysArt.JP edition 1.1 KOBE 2015 オランダのデン・ハーグ市で「アート」「音楽」「先端技術」をテーマに、2004年から毎年開催されている先端アート・フェスティバル「TodaysArt」の日本版が神戸に。欧州をはじめ、国内外から厳選した作品およびアーティストを紹介します。
「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展 手塚治虫が亡くなった1989年から現在に至るまで、テクノロジーの進化は作品表現に影響を与え、インターネットやスマホの登場は作品の楽しみ方を大きく変えています。本展覧会ではこの25年間に創作されたマンガ、アニメ、ゲームをさまざまな視点で概観します。
横尾忠則 続・Y字路 今世紀に入って以降、横尾忠則がライフワークとして取り組んでいる「Y 字路」シリーズ。本展では、画集「横尾忠則Y 字路」(2006 年東方出版)以後の、2005 年から最新作に至る作品約70 点を一堂に紹介します。
兵庫・神戸の仲間たち展 兵庫・神戸を代表するアーティストの作品を展示し、地元より様々な芸術文化を発信します。
まちなかコンサート 普段は演奏会場として使用しない、チャペルや神社などまちなかに点在するまちの資源を活かして、身近に音楽や踊りに出会う機会を提供し、コンサートをとおして人と人、人と街との交流を生み出します。
まちなかアートギャラリー 市内に点在するギャラリーと連携し、まちなかでもアートに触れる機会をつくるとともに、ビエンナーレ会場と各ギャラリー間の回遊性向上をはかります。
沖縄の日「サウンドオブ琉球~世は稔(みの)れ~」 沖縄の古典から現代の音楽を中心に琉球舞踊やエイサーなどを織り交ぜたステージを展開します。
神戸アートマルシェ2015 神戸はもちろん、全国からギャラリー・画廊がホテルのワンフロアに集結し、ギャラリストにより厳選されたアート作品の展示や販売を行います。
ふれあいの祭典 兵庫県いけばな展 兵庫県いけばな協会の各流派家元・代表者、会員らによる展示を行います。
東北6県被災者応援プロジェクト 特別企画 めぶくアート展神戸+秋田•関西•気仙沼•NY•仙台・石巻 「めぶくアート展」は、東日本大震災をアートやデザインを通じ応援する展覧会。被災者と遠く離れた人々どうしが心と心を繋ぐ架け橋の空間をめざします。すべての出展作品には、「希望や夢、愛を共に発信したい。」との思いが込められています。
神戸ビエンナーレ2015 フォトコンテスト(仮称) 「神戸ビエンナーレ2015」の会場風景などを素材としたフォトコンテストを開催し、入賞作品を会期中に展示します。

連携・協賛事業

海外との連携

韓国・光州ビエンナーレ アジア最大級のビエンナーレである韓国・光州ビエンナーレとは、平成24年10月に「交流に関する覚書」を締結し、相互に作家を派遣するなどの交流を行っています。
中国・天津市 神戸市の友好都市である中国・天津市の天津美術学院や匯(ふえ)泰(たい)芸術センターと連携し、神戸ビエンナーレへの作家派遣などの交流を行っています。
国際ビエンナーレ協会 世界各地のビエンナーレ・トリエンナーレなどで構成する国際ビエンナーレ協会に、平成26年12月に加盟しました。今年3月にアラブ首長国連邦のシャルジャで開催された総会に出席するなど、国際的な交流を進めています。

国内の連携

「デザイン都市・神戸」の事業との連携 「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO)などの事業と連携し、総合的にまちの魅力を高めます。

国内のアートプロジェクトなどとの交流

アートde元気ネットワーク推進会議 兵庫県内で開催される特色あるアートプロジェクトで構成する「アートde元気ネットワーク推進会議」の構成団体との交流、相互の情報発信を進めていきます。
アートプロジェクトなどとの交流 他のアートプロジェクトや各種芸術文化団体との交流を積極的に進め、相互の情報発信を進めていきます。

協賛事業

協賛事業の展開 神戸ビエンナーレの趣旨に賛同する皆さんや芸術文化団体が実施する事業を協賛事業として、ともに拡げ、盛り上げていきます。

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