アート イン コンテナ国際コンペティション
Art in a Container International Competition
入賞作品
輸送用コンテナ(L:12.0m×W:2.4m×H:2.5m)の内部を展示空間として、その特性を活かし、アーティストの自由な発想で、コンテナという限られた空間内に凝縮されたアートの力と可能性を表現する「アート イン コンテナ」国際コンペティションの一次審査(書類・映像)を行い、応募総数289作品から入賞25作品が決定しました。
- ■審査日
- 一次審査:2011年4月8日(金)
二次審査:2011年9月26日(月) - ■応募総数
- 289作品 うち海外16か国31作品
(アメリカ5、イギリス2、イタリア4、オーストラリア1、オランダ1、カナダ1、韓国1、スウェーデン1、スロバキア1、タイ1、台湾3、チェコ1、ドイツ4、ニュージーランド1、フィンランド1、フランス3)
※海外在住の日本人を含む(日本国内在住の外国人を除く) - ■入賞作品数
- 入賞作品は海外からの応募9作品(アメリカ、韓国、タイ、台湾、チェコ、ドイツ、 フィンランド、フランス2)を含む25作品
- ■展示期間
- 10月1日(土)~11月23日(水・祝):54日間
- ■展示会場
- 神戸ハーバーランド・ファミリオ会場 地下2階、2階
- ■審査員(50音順)
-
池田 政治 東京藝術大学美術学部長 坂村 健 東京大学大学院情報学環教授 中谷 日出 NHK解説委員 蓑 豊 兵庫県立美術館館長 吉田 泰巳 華道家 Yong-woo lee 光州ビエンナーレ常任副理事長(二次審査のみ) - ■一次審査講評
- 今回で3回目を迎える神戸ビエンナーレのメイン展示である「アートインコンテナ国際展」も回を重ねるごとに、作品のレベルの向上とともにバリエーションも多様化してきている。アート系だけでなく、デザインや建築系の作家からの応募なども目立ち、分野に拡がりがあるのが神戸の特徴といってよいと思われる。
今回の入賞作品は外国勢の健闘が目立っており、国際展の名にふさわしい結果となった。
アートインコンテナ国際展はコンテナという限られた空間の中で、現実の中の非現実的な空間造形の妙を競うものであり、今回の作品が実際に設置された場合にどのような面白さを提供してくれるのか楽しみにしたい。
また、本コンペの宿命として映像作品などにパターンが固定化する側面もあることから、今後はもっともっと実験的な挑戦をしてもらい、既成概念を打ち破るものが出てくることを期待したい。 - ■二次審査講評
- 今回で3回目を迎える神戸ビエンナーレのメインコンペティションである「アートインコンテナ国際コンペティション」は回を重ねるごとに、作品のレベルの向上とともにバリエーションも多様化してきている。デザイナーや建築家や理工学研究者など、分野を越えたクリエーターの応募が目立ち、完成した作品からも領域に拡がりがある神戸ビエンナーレの特徴が一層顕著になったと思われる。また、今回は外国勢の健闘が目立っており、国際展の名にふさわしい結果ともなっていた。
特に、神戸ビエンナーレの特徴であるが、専門性が異なるジャンルフリーさが良い方向に出てきており、これまで見れなかったアートの世界が今回も展開されていた。また、コンテナの持つ特性から、暗さや映像に頼りがちな作品の中にあって、スペース的な拘束を感じさせないようなスケール感と年齢を超えて楽しめる作品も登場してきた。その代表的な作品が今回の大賞作品「人工地形」であり、思想的にも造形的にも完成度の高いものとして満場一致の受賞となった。
また、音や映像を使ったインタラクティブな作品には萌芽的な作品から究極的なCGレベルの作品まで、いずれの作品も見ごたえのある素晴らしいものであった。回を重ねるごとに作品全体が多様に進化しており、神戸ビエンナーレならではの作品のラインナップに来場者のみなさんも楽しんでもらえるものとなった。
神戸ビエンナーレ大賞
人工地形
家具のような、柔らかな人工の地形の中で再発見する、“きらkiraな神戸”。
柔らかなカルプボードを積み重ねて、コンテナの内部に人工的な地形を創り出します。その新たな地形は、全体があたかもひとつの家具のようであり、座ったり、横になったり、寝そべったりといった具合に、訪れた人々が思い思いに気に入った場所を見つけて、くつろぐことができるようになっています。そして、最後部のスクリーンには、神戸の風景を映し出す予定です。
ゆったりとした気分で眺める、新たな自然(地形)の中の“神戸”は、日頃見慣れているはずの景色にもかかわらず、新鮮な驚きと輝きを放つに違いありません。
協賛・協力=光洋産業株式会社KR化成品部
藤木 隆明+工学院大学藤木研究室(東京都)
1959年、福井県生まれ。2001年より、工学院大学藤木研究室としての活動を開始。
2009年 イギリスにて個展「Aqua-scape : The Nature-oriented Architecture of Ryumei Fujiki」開催
(Beam Gallery )、同タイトル書籍出版(Cornerhouse Publication, England)
2006年 《Aqua-scape》にて、「The AR Awards for Emerging Architecture 2006」入選 (イギリス)
2006年 越後妻有アートトリエンナーレ2006招待参加 《Aqua-scape》
2004年 太陽エネルギー建築・国際設計競技2004 [最優秀賞] (韓国)
2003年 越後妻有アートトリエンナーレ2003招待参加 《十日町に服を着せようプロジェクト》
その他、受賞多数
特別賞
White Dots Room
大阪湾、六甲山、百万ドルの夜景など、神戸には海、山、街が織りなす多様な景観があります。
これらの美しい景観は、私たちに感動や癒しを与えてくれます。
海原の揺らめき、森林の木洩れ日、夜景の瞬き…
人間がこういった景観を美しいと感じる理由はなんでしょうか?
我々は、人間が本能的に美しいと感じる要素の一つは、自然界に普遍的に存在する、細やかかつ緩やかな光の動きであると捉えました。本作品ではその例証を、パンチング板とミラーという単純な素材を用いて試みます。同時に、来場者に自然の美しさを再認識する機会を提供したいと思います。
協賛=株式会社テクノワークス
協力=株式会社丹青社 + TANSEI design act
oxoxo[ゼロバイゼロ](東京都)
2011年 TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL 公募入選・出演 (トーキョーワンダーサイト渋谷、東京)
2011年 グランシップ アートコンペ2011 グランシップ賞受賞 (グランシップ、静岡 )
2010年 MAKE: Tokyo Meeting 06 出展 (東京工業大学 大岡山キャンパス、東京)
2010年 六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」 公募入選・出展 (六甲高山植物園、兵庫)
2010年 Sense Of Wonder 2010 出展 (笠間芸術の森公園、茨城)
奨励賞
道のり
1930年代、ジュート栽培を目指してアマゾンへの移住が始まった。ジュートはコーヒーの麻袋に使うが、ブラジルでは生産出来ずにいた。熱帯雨林の過酷な環境の中、何度も失敗を繰返して希望を失いかけた頃、尾山良太氏は広大な畑の中、たった1本の変種を発見した。これから採れた10粒ほどの種を育て、ブラジルでは不可能とされたジュート栽培を成功させた。これは日本人移民の偉業として称えられた。希望を失わず困難にも負けずに努力する。キラキラと輝く魅力は人間が本来持っている力にある。神戸ビエンナーレでは誇らしげにジュートをまとったコンテナの中に、アマゾン移民の道のりを再現します。
協賛・協力=FLOWMOTION cafe and gallery,有限会社茶路めん羊牧場
村上 知亜砂(北海道)
1973年、大阪市生まれ。
2011年 帯広コンテンポラリーアート2011 - 真正閣の100日- (真鍋庭園、北海道)
2011年 第10回北の構図展 「コロニー-巣立ち-」(帯広市民ギャラリー、北海道)
2010年 JRタワーアートボックス 優秀賞(JRタワー、北海道)
2009年 真綿のビジュアルアート展 (田中八重洲画廊、東京)
2008年 第12回フラッグアート展2008 in GIFU 神田町通り街づくり協議会賞(神田町通り、岐阜)
波光 Light Waves浜辺に立ち、海を眺めると、絶え間なく打ち寄せる波と、ゆらゆらと漂う海面が見える。この海の様子から着想を得た作品。波から形を変えた輝く光の粒子は、見る者をイマジネーションの世界へと誘い込む。
Agi, Chen Yi-Chieh / Yeh Chun-Ching / Blaire Ko(台湾)
映像によるインスタレーションを手掛ける。Agi, Chen Yi-Chieh:主な展覧会に、2009年「Reproduction」(伊通公園、台北)など。/Yeh Chun-Ching:主な展覧会に、2010年「Good Time Public Art Festival」(国立台湾博物館、台北)など。
megumi -セイメイノキラメキ-
点と回転から生じる、秩序と無秩序の狭間を行き来する「生命のきらめき」のイメージを紫外線LEDと残像現象によって表現します。
「生命のきらめき」を表現する為に、極限まで制約されたミニマムな空間の中に無限の宇宙を感じさせる日本の伝統空間「茶室」の演出を取り入れています。
1、路地
コンテナの内の鳥居のようなゲートをくぐり進む事で、日常生活から断絶された清浄な心構えを作り出す通路となります。
2、にじり口
コンテナ奥にあるメイン空間の入口は、腰をかがめて入り、別次元の風景・場面へ変化していきます。
3、メイン空間
動く青い光の残像が宇宙のように豊かに広がり、鑑賞者を「生命のきらめき」へといざないます。
協力=山辺建築店、有限会社山﨑製作所、オプトコード株式会社、株式会社ティーピーエス、株式会社フォルモ舎、
神戸夙川学院大学、伊香保温泉旅館協同組合、伊香保温泉観光協会、
藤原悠貴、田島生巳、矢野将大、澤井裕美、宇田恵、増田めぐみ、佐々木竹利 (順不同・敬称略)
ピオリオ(高橋綾×下山肇)(埼玉県)
2005年結成。
2011年 PioRyo 展 3 開催(東京)
2010年 PioRyo 展 2 開催(東京)
2010年 神戸ビエンナーレ2007アートインコンテナ 国際コンペティション 特別賞
2009年 PioRyo 06-08展 開催(東京)
2007年 神戸ビエンナーレ2007アートインコンテナ 国際コンペティション 特別賞
Polyphonic Jump!
本作品は、人間中心的なモノローグから脱し、多様な生き物たちのポリフォニー( 多声 )が響き合う「自然」の声を聞くための体験型の装置である。自然風景を描いたアーチ型パノラマスクリーンの前に体験者が立つと、その姿が鏡のように映像の中に映し出され、その後徐々に動物の手描きアニメーションへと変化していく様子を提示する。コンセプトの実現のために、バーチャルな動物アニメーションへ体験者が感情移入できることが重要である。そのために以下の点に気を配る。
インタラクティブメディアであること( 作品の側からも体験者に歩み寄ること。4 つの認識センサー( 顔画像 / 姿勢 / 距離 / 速度 )を用いインタラクションの動作を可能にした。)
技術協力=大阪大学・奈良先端科学技術大学院大学
金澤麻由子 / 金谷一朗 / 井村誠孝(神奈川県)
2009年 自然のこえ 命のかたち (国立民俗学博物館、大阪)
2009年 Mirror of Transfiguration(カナダ大使館 シアター、青山)
2008年 群馬青年ビエンナーレ入選 (群馬県立近代美術館)
2005年 神戸アートアニュアル(神戸アートビレッジセンター、兵庫)
2005年 第6回JCF学生映画祭グランプリ (万博ホール、愛知)
TALKING HEADS
テクノロジーの発達により、カセットテープは役割を終え、静かに姿を消しつつある。周囲の身勝手な理由で、持ち上げられたり、お払い箱にされたりするのは、人間もカセットテープも同じである。
もし、あなたが社会から必要とされていない、と無力を感じた時は、TALKING HEADSを思い出してほしい。一度は捨てられ、バラバラにされても、まだやかましく動く彼らを見れば、何もかもどうでも良くなるはずである。
宇吹 新(東京都)
1987年、広島県生まれ。
2011年 武蔵野美術大学卒業・修了制作展 研究室賞
Camera Projection
今回の作品は、プロジェクション・マッピングによる無限空間の生成である。プロジェクション・マッピングは古典的な投影の技術であり、立体視と逆の発想で立体空間を生み出す。
コンテナ内部がすべてスクリーンとなり、数メートルの内部に擬似巨大空間を構成する。さらに、コンテナ内部に置かれた物体にも正確に計算されたプロジェクション・マッピングをほどこすことにより、動画像がコンテナ内面と物体に歪なく投影されて、無限の平面をもった空間へと突如変貌する。
協賛・協力=神戸芸術工科大学
media art works(兵庫県)
2007年結成。
2007年 神戸ビエンナーレ アート イン コンテナ展 入賞
入賞作品
白昼の夜空へ
これまで作品の牛を連れて多摩川や新宿、遠くメキシコまで出掛けた事がある。今回は神戸に連れてゆく計画だが、それにとどまらず、その先のまだ見ぬ「白昼の夜空へ」連れ出す設計図を描いている。コンテナ内部は薄暗く開口部のみから光が入る。この開口部からの光を星明かりに変容させ、人々を夜空に誘う。
トラックのフロントガラスの前に細長い濃紺の覆いをつける。これは風景の型取りだ。外から見ればやまやまの形が空間のネガとして凹んでおり、車に乗り込めば、フロントガラスの前の暗がりの中には、山々の向こうに星を伴った夜空が見える風景が広がっている。黒い覆いの先の方にはいくつもの小さな穴が開いていてされが星を作っている。光を反転させた新たな次元に向かう風景を作り出したい。
石上 和弘(静岡県)
1966年、静岡県生まれ。
2010年 「荒野へ」路地と人(東京)
2009年 「この場所で」静岡アートギャラリー(静岡)
THE STARRY FOREST闇夜の中で、輝く星空の下に森を歩いているような体験のできる空間。道を進み、樹に触れ、もたれかかってみる。作家は、真夜中の森で、樹の生命力や温もりを感じた経験を作品に昇華した。
TENEUL
Thierry et Valérie(フランス)
自然環境を舞台に制作する彫刻家。主な展覧会に、2010年「Arbre-Voliére」(Jardin des communautés、リール、フランス)、2009年「La forét des Arcs」(アンネ・フランク公園、ソマン、フランス)など。
CONQUERORS’ LURE壁に連なる形態は、カドモス王が地面に蒔いた龍の歯から兵士が生まれ、戦いを繰り返すというギリシャ神話に想起される頭蓋骨か、もしくはコリント式の兜か。「勝利による征服は、死に満たされた破壊」であると作家は考える。
Aleš Benda(チェコ)
各地でインスタレーションを発表。主な受賞・展覧会に、2010年「13th International symposium of sculpture in Nepomuk」(ネポムク、チェコ)、2002年「GROWING THROUGH」(ホテル オルサンカ、プラハ、チェコ)など。
A WALK IN THE CLOUDSELケーブルを用いた「雲」を主題とした作品。雲の形は、無限の多様性を持つイメージとして呼び起こされる。人の想像力は「無」から「有」を生むように、形のないイメージに必要な形状を与えることができる。
JONATHAN THOMSON(タイ)
オーストラリア生まれ、タイ、バンコク在住。アーティストとしての活動とともに、ルイ・ヴィトン アジアパシフィックのアート・コンサルタントを務めるなど、美術評論家、インディペンデント・キュレーターとしても活動。
Small Cityコンテナの中に広がる小さな街。「街は、今ある風景を消し去り、新たに空間をつくり出すことを絶えず繰り返している」と作家はいう。この連鎖の中で、人は、街に幸せや悲しさを与えたり、時の変遷をもたらしたりする。
Taebeom Kim(韓国)
2010年、Architectural Association School of Architecture(AAスクール)(ロンドン)卒業。同年より、IROJE architects & planners(ソウル)勤務。
ゆかがみ大画面マルチタッチシステムと万華鏡を融合させたインタラクティブアートです。インタラクションの検出には近赤外線レーダーを使っています。リアルなインタラクションが、床上にバーチャルを生み出し、鏡がさらにバーチャルを作り出すという幻想を表現しました。床に立ち止まったり、歩いたりすることで、いろいろな色彩と光の紋様を床に作り出すことができます。やがて紋様は奥へと進み、鏡とのインタラクションを起こします。
藤本 雄作・緋田 雅之・大阪電気通信大学高見研究室(大阪府)
高見研究室(2003年4月設立、大阪電気通信大学)
2011年 2010アジアデジタルアート大賞エンターテインメント(産業応用)部門 入賞、壁インタラクションを展示
2010年 TBSのTV番組「革命×テレビ」にて床アミューズメントを紹介
2010年 ゲーム学会第8回ゲーム作品コンペ 優秀賞、デジタルボードゲーム
2010年 インタラクティブ東京2010(日本科学未来館)にてテーブルアミューズメントを展示
2010年 2009アジアデジタルアート大賞 インタラクティブアート部門 優秀賞、床インタラクションを展示
光の庭-KOBE
神戸の夜景の光一つ一つは、町で暮らしている人々の明かりである。
光=再生や町のエネルギーと考え、自ら光るオブジェを作成する。
このオブジェは、過去から現在に至るまでの記憶や見てきたものなどから形を抽出しデフォルメしたものであり、それぞれ生活している人の想い、体験、過去には存在したもの、忘れていたものなどである。
鑑賞者は作品の中をさまよい、見たことのある形(光のオブジェ)に会うことによって鑑賞者の記憶と結びつくことになる。
一つのオブジェは鑑賞者の記憶を引き出し、再構築されていく。
小原 典子(東京都)
1968年、埼玉県生まれ。
2010年 松戸アートラインプロジェクト2010(伸和ビル、千葉)
2009年 水と土の芸術祭2009(新潟市新津美術館・祖父興野米倉庫・旧JA濁川支店、新潟)
2009年 越後妻有アートトリエンナーレ2009(旧十日町市立赤倉小学校、新潟)
2008年 川口市立アートギャラリーアトリア(ワークショップコレクション−光のらくがき、埼玉)
2000年 虫・むしワールド(群馬県立近代美術館、群馬)
SEEDS
土と水と光、地球の恵みによって、2センチの小さい種から2メートル成長するひまわりは生まれます。種は生命力を含み、「きら」の潜在能力を持っています。来年には、この種は東北に蒔かれ、夏には東北の土から新しい生命が生まれます。
一緒に想像してください。
今から1年後の東北で何万ものひまわりが美しく咲くことを。
WELIKEWELIGHT
(アンドレウール&佐藤琴子)(東京都)
2010年結成。
Cargo Guitarカーゴギターは、8メートルという長い放物形を描きながら ゆらゆらと輝くエレクトロニックギターの弦により組み立てられる 。18本の弦が、身体的に共振できる楽器として、8メートルの間を垂直から水平に形を変えながら空間を構成する。このメディアスパインは、さまざまな音色を奏でる18のターニングペッグ、弦からの無意識的な振動を捉える9個のトランスジューサ、そしてアンプに接続された1/4"インプットジャックにより環境を構築する。金属糸の列は、18本の光線を放ち、人に歩きながら演奏する事を楽しませ、そして空間的な変容を感覚的に認識させる。カーゴギターは、人を彷徨な動きに導きインタラクティブで生きた音色により空間を創出し、建築、美術そして音響による関係性を探求させながら、鑑賞者を自身の潜在的な感情に共鳴する音の空間へと誘う。
Takahiro Fukuda / Marcelo Ertorteguy / Sara Valente(神奈川県)
主なプロジェクトに、2007年「Bitform Show」(AIA Center for Architecture Gallery、ニューヨーク)、2010年「Mall-Terations」(アレンストリート/ローワー・イースト・サイド、ニューヨーク)など。
LUMINOUS VIEW
内海★うちうみ★独特の穏やかな神戸港は、水面の先にある水平線を見ると、海と空の境界が曖昧になる。それは「はじまりも終わりもない無限の感覚」と作家は考える。こうした海や空から受けた経験を、コンテナ内に生み出した。
協賛・協力=K.I.N - Polygal THATSCOOLWIRE.COM
Tom Orr(アメリカ)
1973年、ロードアイランドデザイン学校(アメリカ)卒。主な展覧会に、2010年「Performance / Art」(ダラス美術館、アメリカ)、2005年「第21回現代日本彫刻展(宇部市野外彫刻美術館、山口)など。
“SPARKLE(the wave)”コンテナ内を入ると、黄色、グリーン、ブルーにそれぞれ照らされた部屋に、順に導かれる。それらは日光、地球、海を表す。光の当たるリングはペットボトルをスライスしたもの。身近な素材に新たなコンテクストを吹き込んだ。
SUSANNE RUOFF(ドイツ)
ベルリンにて活動。インスタレーション作品を手掛ける。主な展覧会に、2010年「Guandu Outdoor Sculpture Festival」(台湾)、2009年「Incheon Women Artist’s Biennale」(韓国)など。
Lus
『心の奥底に閉じ込めた真実。
隠しきれない思いが深い闇に光放つ。
人との出会いで溢れ出す思いは、未来へと繋ぐ希望の光。
ずっと求め続けて来た…。』
人の心に存在する傷跡を表現しました。心の奥底に閉じ込めたはずの傷跡は消し去りたいと
願う自分の思いとは裏腹に、心の奥底で主張し続けています。
私たち人間は強いようで、とても弱く儚い。
忘れる事は出来ても消し去る事文は出来ず、今も救いを求め続けています。
心に存在する傷跡は時が救ってくれるのではなく、人との出会いや交流で生まれる感情こそが
過去と戦う勇気で、唯一傷を癒してくれる救いなのではないでしょうか。
この作品を通してみている人の心にもほんの少しでも希望の光が差し込めばと願い考えました。
松本 明子(神奈川県)
1983年、神奈川県生まれ。
2008年 Designer's Week ゼロ展 出展
2008年 大黒屋現代アート公募展 入賞
2007年 etteda![韓日デザイナー合同展示会] 出展・運営
2007年 TETSUSON 2007 出展
2006年 CSデザイン学生賞 金賞
Sound Perspective
音と遠近法を用いコンテナの持つ空間を広げる。
音には限られた空間を広げる力があるのではないか。日頃よく目にするイヤホンをつけた人々。否応もなく入ってくる外からの情報をいくらか寸断して個人の内に世界をつくっていく行為。ある意味では危険を孕んだ行為ではあるが、音というものが感覚に無理矢理割って入ってくる事を意味している。
遠近法を意図とした弦と映像。
実際にある12mの距離感がつくる音の時間差。
実際にはないコンテナの外に伸びていく映像。
コンテナ内の限られた空間を音と遠近法で変容させていく。
制作協力=角田優
高田 陽三(神奈川県)
1983年、神奈川県生まれ。
2010年 第9回金属彫刻作家新鋭展 -♮- ナチュラル (メタルアートミュージアム光の谷、千葉)
Chandelier –brightness of nature-
草木や花々、そこに集う生き物。そして雨や雪。私たちの生活を取り巻く環境とは、新しい命が芽生え、はかなくも散り、そしてまた新しい命が生まれている。季節と共に繰り返される自然の命の循環に輝きを覚える。純粋に感じる自然の美しさを、語源がラテン語のCandere(輝く)の意を持つシャンデリアで表現した。自然の輝きをあらためて感じることで、人の心のどこかにやさしい明かりを灯すシャンデリアである。
シャンデリアの美しさも然ることながら、シャンデリアの下で手をかざすと生き物の姿を見ることができます。命の儚さ、そして尊さを感じてください。
協力=株式会社ゴトー工芸、株式会社フジコー、株式会社オフィス宅、株式会社丹青
社
AUN2H4(東京都)
2006年デザインプロジェクト”AUN2H4(アウン)”として設立。現在、稲垣 誠、吉田真司、杉本貴司、今城咲子の4人で構成。
2010年 Bird Hook発表(アッシュコンセプト)
2010年 Pelle+ International Competition Finalist(イタリア)
2007年、2008年、2009年、2010年 Lighting Objet出展(東京、丸の内)
2007年、2009年 Salone del Mobile, Satellite出展(イタリア)
お問い合わせ
神戸ビエンナーレ組織委員会事務局
〒650-8570 神戸市中央区加納町6丁目5番1号(神戸市役所2号館1階)
TEL:[代表]078-322-6490/[コンペティション・イベントに関するお問い合わせ]078-322-6598
FAX:078-322-6136
E-MAIL:kb_office@kobe-biennale.jp
公式ガイドブック発売

神戸ビエンナーレ2011
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